Learning Algorithms

アルゴリズムの勉強メモ

Atcoder Regular Contest 063 E. 木と整数 / Integers on a Tree

Atcoder Regular Contest 063 E. 木と整数 / Integers on a Tree E - 木と整数 / Integers on a Tree 感想 ふつうに木の上で計算しました。 解法 まず頂点 $0$ を根として考えることにします。明らかな性質として、深さが同じような頂点に書かれた値すべての…

Atcoder Regular Contest 088 F. Christmas Tree

Atcoder Regular Contest 088 F. Christmas Tree F - Christmas Tree 感想 木をいくつかのパスで被覆する、よくありそうな問題です。CSA Flip the Edgesに似ています。 解法 まずパスの両端の次数は奇数でそれ以外は偶数である(それはそう)という性質から…

第4回ドワンゴからの挑戦状予選 E. ニワンゴくんの家探し

第4回ドワンゴからの挑戦状予選 E. ニワンゴくんの家探し E - ニワンゴくんの家探しかなり好きな問題だったので、本番で通したかった。 解法 まず分割して考えていきたい気持ちになるので、重心に注目します。重心が二つある場合は、その重心の $2$ 頂点でク…

お寿司をできるだけたくさん食べるアルゴリズム

お寿司をできるだけたくさん食べるアルゴリズム みなさんお寿司は好きですか? 僕は好きです。というわけで、できるだけたくさんの種類のお寿司を食べるためのアルゴリズムについて書きます。さて、早速たくさん食べる方法について考えていきます。まずお寿…

Atcoder Grand Contest 013 F. Two Faced Cards

Atcoder Grand Contest 013 F. Two Faced Cards F - Two Faced Cards 解法 解法がかなりきれいで、よい問題だと思いました。editorialの英語版がわかりやすかったので、そこに書かれているように実装しました。まず定石ですが、$c$ はソートして座圧し、$c$ …

木の重心列挙アルゴリズム

木の重心列挙アルゴリズム English version is available here.木の重心を列挙するアルゴリズムです。重心の性質をよく知っている方にとっては自明な木$dp$を実装するだけだと思います。これで $verify$ しています。計算量は $O(n)$ です。中のアルゴリズム…

木の直径のパスを一つ挙げるライブラリ

木の直径のパスを一つ挙げるライブラリ 木の直径のパスを一つ挙げるやつをライブラリ化しました。これを解いている時に必要になって、自明なのに妙に実装に時間がかかったので作りました。この問題でverify済みです。中のアルゴリズムは非常に簡単で、次の通…

Educational Codeforces 035 div.2 F. Tree Destruction

Educational Codeforces 035 div.2 F. Tree Destruction Problem - F - Codeforces 解法 まず直径をできるだけ残しておくべきであることがわかります。なぜなら、直径を残している間は、それ以外の辺を破壊していくときに、その辺を破壊したときに得られる最…

CS Academy 062 E. Trees Partition

CSA

CS Academy 062 E. Tree Partition CS Academy 解法 なんらかの方法によって、各部分木の頂点集合とその補集合が即座にわかればよさそうです。しかし各ノードに部分木の頂点集合のsetを持たせるのはさすがに厳しいです。そこで、各頂点に乱数を割り振って、…

CS Academy 061 F. Xor the Graph

CSA

CS Academy 061 F. Xor the Graph CS Academy 解法 これを読んでいるとこの解法がかなり自然に見えます。まず明らかに同じ辺を3回以上使うメリットはありません。そのような構造は、パスの個数を増やすことなく、パスの長さを小さくできるからです。すべての…

平面上のロシアゲー(構築ゲー)を解くためのそこそこ一般的なテクについて

平面上のロシアゲー(構築ゲー)を解くためのそこそこ一般的なテクについて この記事はCompetitive Programming Advent Calendar 2017の12月13日の記事です。 ロシアゲーとは 「ある条件を満たすものを何でもいいから一つ出力しなさい」という形式の問題のこ…

CS Academy 060 E. Flip the Edges

CSA

CS Academy 060 E. Flip the Edges CS Academy 感想 DPの書き方がよくわからなかったので、pekempeyさんより解説をいただきました。 解法 まず二度以上選ぶ辺は存在しないことが言えます。なぜなら、もし仮にそのような部分があるとき、そのような部分は反転…

競プロにおけるオイラー路とその応用について

この記事はCompetitive Programming Advent Calendar 2017の12月8日の記事です。 競プロにおけるオイラー路とその応用について 目次 ・はじめに ・オイラー路とは? ・無向グラフのオイラー路 ・有向グラフのオイラー路 ・無向オイラー路の構築 ・有向オイラ…

CODE THANKS FESTIVAL 2017 参加記

CODE THANKS FESTIVAL 2017 参加記 CODE THANKS FESTIVAL 2017 - AtCoder 前日 前日はボードゲームの会に参加しました。会う予定の人は全員初対面だったため、もちろん緊張でヒザがガクガク震えていました。Tikeさん、TsutaJさん、フェリンさん、らてあさん…

Inverse of factorialsをO(N)で列挙する

Inverse of factorialsをO(N)で列挙する はじめに 素数 $p$ を法として、 $n$ 以下の階乗の逆元を $O(n)$ で列挙しちゃおうというアレを知っていますか?(僕は知りませんでした。。。)(コードが読みにくくなる割には)そんなに高速になるわけではないため…

CS Academy 058 E. Path Inversions

CSA

CS Academy 058 E. Path Inversions CS Academy 解法 ある長さ $k$ のパスを固定して考えると、このパス上の転倒数の個数とこのパスを逆に進むようなパス上の転倒数の個数の和は、書かれている数に関わらず常に、${}_{k + 1} C _2$ となることがわかる。これ…

DDCC 2017 D. なめらかな木

DDCC 2017 D. なめらかな木 D: なめらかな木 - DISCO presents ディスカバリーチャンネル コードコンテスト2017 本戦 | AtCoder 解法 bitDPをする 実装 #include "bits/stdc++.h" using namespace std; const int MOD = 1000000007; int n; vector<int> g[55]; map<tuple<long long, int, int></tuple<long></int>…

Atcoder Grand Contest 009 E. Eternal Average

Atcoder Grand Contest 009 E. Eternal Average E: Eternal Average - AtCoder Grand Contest 009 | AtCoder 感想 実装軽いのに考察が重すぎる...。 解法 最終的に残る数を$\ x\ $とする。$\ x\ $は連分数で書かれるような数になるが、このまま考えるとわか…

Atcoder Grand Contest 008 D. K-th K

Atcoder Grand Contest 008 D. K-th K D: K-th K - AtCoder Grand Contest 008 | AtCoder 解法 位置が確定しているものを左から順に確定させ、その数の左側に置かなければいけない個数を空いている場所に左詰めで書いていく。これができない場合は不可能。位…

Atcoder Grand Contest 013 E. Placing Squares(追記)

Atcoder Grand Contest 013 E. Placing Squares(追記) E: Placing Squares - AtCoder Grand Contest 013 | AtCoder 感想 愚直$\ DP\ $の高速化に失敗したので、解説放送を見て想定解を実装した。 解法 $\ 0\ $から$\ n\ $までの任意の位置に柵をおいて、その…

DDCC C. グラフいじり

DDCC 2017 本戦 C. グラフいじり C: グラフいじり - DISCO presents ディスカバリーチャンネル コードコンテスト2017 本戦 | AtCoder 感想 dfsの計算量を間違えていた。$\ O(m(n + m))\ $。これは$\ O(n^4)\ $なので、$\ TLE\ $する。仕方がないので無理やり…

Atcoder Grand Contest 013 E. Placing Squares

Atcoder Grand Contest 013 E. Placing Squares E: Placing Squares - AtCoder Grand Contest 013 | AtCoder 感想 $\ O(n)\ $を高速化したかったけどできてない..... 想定解はまた今度考える。 解法 まず愚直に$\ DP\ $を書くと$\ O(n^2)\ $になる。この記事…

Atcoder Regular Contest 084 F. XorShift

Atcoder Regular Contest 084 F. XorShift F: XorShift - AtCoder Regular Contest 084 | AtCoder 解法 基底とする数は与えられる$\ n\ $個の数だけとして考えて良い。これらを任意の個数使って、シフトさせたり$\ xor\ $をとったりして数を作る。ここで$\ x…

Atcoder Grand Contest 007 F. Shik and Copying String

Atcoder Grand Contest 007 F. Shik and Copying String F: Shik and Copying String - AtCoder Grand Contest 007 | AtCoder 感想 考えることはシンプルなんだけど条件が難しい 解法 $\ T\ $の連続する文字の先頭文字と、それに対応する$\ S\ $の文字を決定…

Atcoder Grand Contest 010 E. Rearranging

Atcoder Grand Contest 010 E. Rearranging E: Rearranging - AtCoder Grand Contest 010 | AtCoder 感想 とにかく自力でACできて喜んでいたが、うさぎさんのコードを見ると圧倒的に簡潔でわかりやすかったので、大幅に真似て改良した。 AtCoder Grand Conte…

Atcoder Grand Contest 010 D. Decrementing

Atcoder Grand Contest 010 D. Decrementing D: Decrementing - AtCoder Grand Contest 010 | AtCoder 感想 奇数の$\ gcd\ $で割ったときに偶奇の個数が変わらないことがポイントだった。 解法 明らかに愚直に考えると厳しいので、とりあえず偶奇によって場…

Atcoder Grand Contest 006 D. Median Pyramid Hard

Atcoder Grand Contest 006 D. Median Pyramid Hard D: Median Pyramid Hard - AtCoder Grand Contest 006 | AtCoder 感想 いいところまでは考えられたような気がしたけど結局解説を読んで。 てきとうに書いて投げたら通った。 最近は二分探索をあまりバグら…

Atcoder Grand Contest 002 D. Stamp Rally

Atcoder Grand Contest 002 D. Stamp Rally D: Stamp Rally - AtCoder Grand Contest 002 | AtCoder 解法 二分探索をまとめてやる感じのやつ。各$\ mid\ $の値に関するソートをしておくことで左から順に見ていける。$\ O(m {\log}^2 m)\ $。 実装 #include "…

Atcoder Grand Contest 007 C. Pushing Balls

Atcoder Grand Contest 007 C. Pushing Balls C: Pushing Balls - AtCoder Grand Contest 007 | AtCoder 感想 難しいよ 解法 解説動画がわかりやすい。各ボールの距離に関する数列を書いて実験すると、その次のステップ(の期待値)の数列も同様に等差数列に…

Atcoder Grand Contest 019 C. Fountain Walk

Atcoder Grand Contest 019 C. Fountain Walk 感想 500点くらいの問題 解法 一般性を失わずに左上にスタート、右下にゴールがあると仮定して、それらを頂点とする長方形を考える。このとき、明らかにこの長方形の外に出て遠回りする方が経路長が短くなるよう…